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インストール済みOfficeの確認

事の経緯:

blg_word01:Word起動時のエラーメッセージ
blg_word01:Word起動時のエラーメッセージ
  1. 「Windows 10でいつもの通り Word を立ち上げたら、右図のメッセージが表示されて起動できなくなってしまった」との報告を受けました。

    メッセージ内容は【オペレーティング システムは現在このアプリケーションを操作するように構成されていません。 [OK]】とあります。

    使用されているのは、Microsoft Office Home and Business 2013 です。
    購入したPCに最初から入っていた Office だとのことでしたが、なぜか「Premium」と表示はありません。

    他のOffice、すなわち Excel や Power Point、Outlook などは何ら問題なく起動できます。
  1. これは Word のソフトが何らかの原因で壊れたものと判断し、Office ソフトの修復をやりました。

    まず、「クイック修復」をしました。しかし修復後でも Word は同じメッセージで起動できませんでした(修復では、解決できませんでした)。

    そこで次の手として、「Office ソフトの再インストール」をすることになりました。

  2. Office ソフトを「再インストール」するには、

a)「Microsoft Account(マイクロソフト アカウント)ページ」に記録されている購入済みの製品の記録からインストールする、あるいは

b)25桁のプロダクトコードが分かれば、ダウンロードしてインストールする、

2つの方法があります。

  1. 通常は、Microsoft Account に記録されているはずの「購入済み製品」から「再インストール」を試みようとしました。

a) ブラウザで、Microsoft Account にサインインします。

 

サインインのページ(右図)には、検索語句に「Microsoft」「アカウント」「サインイン」の3つの語句で検索し、結果のページを開くことでもアクセスできます。

 

blg_word03:Microsoftアカウントページで「サービスとサブスクリプション」を表示
blg_word03:Microsoftアカウントページで「サービスとサブスクリプション」を表示

b)「購入済み製品」の記録を確認する。

 

① 自分の 「Microsoft アカウント」のページが開く

 

② 上部に表示されるメニュー(あるいは「」から展開したメニュー)で、

 

③「サービスとサブスクリプション」を選択する

 

④ ページを下方へスクロールする

 

⑤ 項目「購入済みの製品」を確認する

 

⑥「製品」リスト内に、現在使用中の Office 製品が記録されているのを確認する。

 

  1. ところが問題が起きた、そのMicrosoft アカウントには使用中の Office 製品の記録が無いだけでなく、「購入済み製品」の項目自体が無いことが判明した。

    サインインした Microsoft Account に間違いがないかどうかも確認した。

    Office 製品以外の Microsoft 製品は購入していないし、使用していない、とのことでした。

    記録があれば、表示されている「インストール」をクリックするだけで、簡単に再インストールできたのだが、それは叶わなくなってしまった!😥
  2. そうであれば次の手として、25桁のプロダクトコードからインストールすることにした。

    プロダクトコードは、購入時にすでに Office は入っていたということだったので、お店から提供されていて手元に残る書類を調べたが、その情報らしきものは見当たらないとなった。🤢
  3. ネット検索を尽くして調べた結果、幸いにも Office 2013 の場合は、PCのレジストリにプロダクトコードが記述されていることが判明した(Office 2016 以降のバージョンでは、そういう調べ方は不可らしい)。

    結局「Reg Edit(レジストリ エディター)」なるものを使って、導入されている Office 製品の 25桁のプロダクトコードを確認することができた。
     
  4. 確認できたプロダクトコードを入力して、再インストールができた。

    そして件の Word の問題も、ようやく解決できた。

今回の教訓:

自分の Microsoft アカウントのページを開いて、使用中の Microsoft 製品が記録されていることを確認しておこう!

 

この記録があれば、PCを入れ替えた時などでも、(新規に購入することなく)同じ製品を使い続けられるようになります。

 

 

Office などの Microsoft 製品が「購入済み製品」に記録されないのは、製品が個人用ではなく、企業用の場合にそういうことになるそうだ!

 

(企業用ということは、会社から貸与されたPCを、異動した他の社員でも使えるように、個人のアカウントに紐づけはしないとのことでした。なるはど!)

 

先に書いたように、購入した PC にすでに Office は入っていた、入っている PC を購入したということだったが、その場合には「Premium」という表記があってもいいはずなのに、それが無い。

 

今回の Office 製品が、個人/企業のどちらなのかは知る方法は無いし、販売するPCに導入した人に聞くしかないのだろうか?

 

 

ただわかったことは、25桁のプロダクトコードを入力して再導入した、同じ名前の Office 製品だが、導入後の認証が済んでも、Micosoft アカウントの「サービスとサブスクリプション」の項には記述されていないということです。

 

以上