ブラウザ Google で検索したら、検索結果画面の最上部に表示される広告枠に、本物そっくりの偽サイトが繰り返し表示される問題が起きたとのこと。
グーグルが運営する検索連動型広告の仕組みが悪用されたとのこと。
フェイスブック(FB)などの有名SNSに掲載された広告が、利用者を詐欺サイトに誘導するケースもあったとのこと。
これらが、朝日新聞にて報道されていた。
検索連動型広告の表示とは
特定のキーワードやことばの組み合わせで検索された場合に、自社サイトを最上部の広告枠に掲載してもらう仕組み。
下図は「Word」「2021」「いちばんわかりやすい」「アマゾン」の語句で検索した結果の画面の一部です。
結果が表示された最初の部分には、点線で囲まれたように、まず「アマゾン」の「広告」が表示されている。これが「検索連動型広告」でしょう。
検索語句だけでヒットする記事は、その下部に表示されている。
検索連動型広告は、その手軽さで、バナー画像や動画が必要となる他のネット広告と違い、検索広告はサイト名など文字情報とありふれた画像だけで掲載できる。
この広告枠に昨年10月以降偽サイトへ誘導する広告があったのが、JR東日本のサービス「えきねっと」だった。
偽サイトは見つかり次第削除されているようだが、詐欺広告を完全に予防することはできていないのが実態だとのこと。
検索する時に注意すること
検索結果を見るときに、最上段部分は広告の領域だということを認識しよう。
そして、入力した語句にマッチする記事はその下にあるということ。
検索結果に最初に表示される広告に惑わされることなく、検索語句にマッチした一番ふさわしい記事を選んで閲覧するようにしよう。
セキュリティソフトが、アクセスしようとしているWebサイトが危険かどうかを判定して、事前に警告を出してくれるソフトもあるので、そうしたものを有効にしておくことも必要でしょう。